不動産コラム

背景
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プロパンガスとは(集中プロパンガス)

本コラムをご覧いただき有難うございます!

今回のコラムは前回の続きとなります。
前回のコラム「都市ガスについて」、「プロパンガスとは(個別プロパンガス)」をまだ見ていらっしゃらない方は是非併せてご覧いただけますと幸いです!

今回のコラムでは「集中プロパンガス」のご説明させて頂きます。

集中プロパンガスとは?

 

前回、前々回のコラムで「都市ガス」「個別プロパンガス」についてご説明させて頂きました。

おさらいとなりますが、

「都市ガス」は地下の埋設管を通し、各家庭にガスを供給します。

「個別プロパンガス」は各家庭にガスボンベを設置し、ガスを供給します。

対して「集中プロパンガス」は、プロパンガスを1か所にまとめて貯蔵したうえで、ガス管を通して各住戸に供給します。

主に、一団の住宅街や集合住宅などにガスを供給する際に採用されているケースが多いです。

プロパンガスでありながら都市ガスのようにガス管で供給されるという少し特殊なガスの供給方法です。

 

集中プロパンガスの種類

①集中供給方式

団地の隅に「容器収納庫」を設置し、ガス管を通して各家庭へガスを供給する方式になります。

容器収納庫には、LPガスボンベが複数個設置されます。

そのため、各家庭にガスボンベが設置されている場合と比較してガスボンベの交換が効率的でコスト削減につながります

 

②バルク供給方式

「バルク貯槽」と呼ばれる、ガス貯蔵用のタンクを設置し、ガス管を通して各家庭へガスを供給する方式です。

バルク貯槽は容量が大きく、多量のガスを貯蔵できます!

また、バルク貯槽に直接ガスを充てんすることができるため、集中供給方式と比べると複数のLPガスボンベに充てんする必要がないので、運搬や充てんのコストをさらに下げることができます

バルク貯槽は「地上式」と「地下式」の2パターンの設置方法があり、設置場所の状況に応じて選ぶことができます。

 

集中プロパンガスのメリット

供給が安定している

集中プロパンガスは、都市ガスと似たような性質(ガス管を通して各住戸に供給)を持っているため、供給が安定しているというメリットがあります!

安全性が高い

一括して管理を行っているため、万が一の災害やガス漏れの発生時にすぐに対応できるというメリットがあります!

ガス漏れ感知や地震感知のシステムが付いているケースも多く安全性が高いと言えます!

費用が抑えられる

通常の個別プロパンガスの供給と違って各住戸に一つを設置するような供給方式ではないため、配送に関わる人件費や配送コストが抑えられます

また、最近では集中プロパンガスの導入に補助金を出す団体もあるため供給開始までのハードルも下がりつつあります!

 

集中プロパンガスのデメリット

都市ガスと比較すると費用がお高め

個別プロパンガスと比較して、配送に関わる人件費や配送コストが抑えられるとはいえ、やはり都市ガスと比べると価格が高くなりがちというのは集中プロパンガスのデメリットといえます。

また、ガス漏れ感知や地震感知のシステムが導入されているというのは、システムを動かす費用などもかかるため、その分の費用は余計にかかるケースもあります。

また、事業者によってはかなり高い金額を請求してくる会社もあるようなのでそのような場合には、個別プロパンガスへの切り替えも検討が必要です。

使えるエリアが限定的

皆様が集中プロパンガスのメリットに惹かれ、是非使いたいと思っても使えない可能性があるのが集中プロパンガスのデメリットです。

集中プロパンガスが使えるのは、ガス事業者が集中プロパンガスを供給している団地内、集合住宅内のみです。

そのため、安全性が高く個別プロパンより比較的安価な集中プロパンガスを使いたいという事であれば、供給されている団地内に住むしか方法がありません

 

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます!

3回に分けてガスについて解説をさせて頂きましたがいかがでしたでしょうか?

皆様の生活に深くかかわる大切なインフラ設備ですので、各々のメリット・デメリットをよく理解したうえで選択することが大切です!

不動産は一生で一番高い買い物といわれています。

本コラムが皆様の大切なお買い物の一助となれば幸いです。

もし、不動産の購入や売却に関して分からない点やご不明な点があればいつでもご相談ください!

これからも皆様のお役に立てるような情報を発信していきますので是非ご覧ください!