不動産コラム

背景
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都市ガスについて

本日も本コラムをご覧頂き誠に有難うございます!

タイトルでも分かる通り本日のお題は「都市ガスについて」です!

皆様のお宅は今都市ガスをお使いでしょうか??

・都市ガス
・プロパンガス
・オール電化

様々な選択肢のある現代ですが、本日は都市ガスに着目してお話させて頂きます!

都市ガスとは??使えるエリアは??

都市ガスは、その名の通り「都市」で利用されているガスです。

都市ガスは地下に埋設されたガス管を通してガスを供給しています。
この地下に埋設するという特徴が、住宅があまり密集していない地方では埋設するメリットが少ないため、「都市」で使われるガスになります!

関東圏とはいえども、都市ガスが供給されてるエリアは限られております。

https://www.tokyo-gas.co.jp/network/gas/kyoukyuu_area/index.html

東京ガスHPより引用

このように東京ガスネットワーク株式会社(東京ガス)でも供給エリアはかなり限られていることが分かります。

都市ガスのメリット

1.ガス切れの心配がない

都市ガスは、地下のガス管を通して供給が行われるため、供給が一定で安定しています!

また2.料金が安定しているにも通ずるのですが、供給コストが抑えられるため料金も比較的安くなります

2.料金が安定している

近年は原油価格の高騰などでガソリン代が上がったり家計にも大きく影響が出ています。

ただし、都市ガスは長らく料金設定には国の許可が必要でした。公共料金としての意味合いが強く料金を抑える力が働いていたのです。

もちろん、原油価格の高騰などで価格の変動が起こることもありますが、消費者への影響緩和策として調整幅には上限設定があるため急激に料金が高騰するということがありません

3.ガス設備の場所を取らない

都市ガスの供給エリア外ではプロパンガスが使用されますが、プロパンガスはガスボンベを設置し、家庭にガスを供給します。

そのため、ガスボンベを設置する場所も必要となります。

ですが、都市ガスは地下の配管を通してガスを供給しているため、ガスボンベ置き場が不要になるのです

都市ガスのデメリット

1.災害時の復旧スピードが遅い

大規模な災害が発生した際に、埋設管の調査(漏れがない等)が必要となる都市ガスは復旧スピードが遅くなります

実際に東日本大震災が発生した際の完全復旧までは53日を要しました。

一方プロパンガスの復旧は41日と2週間近く早く復旧しています。

ガスは生活の中で重要なインフラのひとつですので復旧までの時間がかかるというのはデメリットです。

2.初期費用が高くなる

都市ガス供給エリア内で家を建築する際(都市ガスを利用する際)にはガス管の引込工事をしなければなりません

すぐ近くにガスの本管が埋設されている場合には10万円(概算)程度の引込工事費用がかかります。

しかし、本管が敷地から遠いケースもありますので、その際には延長工事等も必要になるため出費が大きくなるケースもあります。

3.火力が弱い(人によります)

プロパンガスに比べると火力が弱く、プロパンガスは都市ガスの2.2倍火力があると言われています。

そのため、料理が趣味のお客様にとっては都市ガスよりプロパンガスが良いという場合もあります!

都市ガスの料金について

先ほどの章で都市ガスは料金が安定しているとご説明させて頂きました!

基本的に都市ガスの価格は以下の計算式で求められます。

ガス料金=基本料金+従量料金(単位料金×使用量)

基本料金は各ガス会社に設定されている固定料金で会社によってさまざまな金額が設定されています。

従量料金は都市ガスの使用量に応じた料金となります。

東京ガスの発表によると1か月あたりの平均ガス使用量は約30㎥と報告されています。

東京ガスの単位料金は2024年4月時点で152.43円/㎥となっています。

そのため、1か月に30㎥使用した場合の料金は、

1,056円(基本料金)+152.43円/㎥×30㎥=5,628円となります!

次回のコラムではプロパンガスの料金についてもご説明させて頂きますので、都市ガスとプロパンガスとで料金がどの程度変わるのか是非比較してみてください!

まとめ

今回は都市ガスについて皆様にご説明させて頂きました!

都市ガスのメリットやデメリットも併せてご説明させて頂きましたのでお役に立てましたら幸いです。

次回はプロパンガスについてご説明させて頂きます!

皆様の中で新築戸建てを建築予定の方、賃貸でプロパンガスと都市ガスの物件で迷っていらっしゃる方などは是非とも次回も見て頂いたうえで、最善の選択をして頂けますと幸いです!

是非次回もご覧ください!!